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お豆のコラム

落花生

秋が旬の落花生の特徴は?おいしく長持ちする保存法も

秋が旬の落花生の特徴は?おいしく長持ちする保存法も

おつまみやおやつとして馴染みのある落花生ですが、旬の生落花生は主に産地の畑周辺でのみ手に入る特別なお豆です。旬のお豆の特徴を知っておくと、秋の味覚をさらにおいしく食べられます。落花生は生のままだと保存が効かないため、少し手間をかけて保存するのが長くおいしさを保つための秘訣です。この記事では旬の生落花生の入手場所や特徴、おすすめの保存方法を一挙にご紹介します。

 

旬の落花生はどこで手に入る?

旬の落花生を手に入れるには、栽培地での現地購入が確実な方法です。 落花生の一大生産地である千葉県八街市には多くの直売所がありますが、成田市や木更津市などでも販売を行っています。秋になると各地域の農園や道の駅、牧場では収穫体験がはじまり、詰め放題や株ごと、重さでの販売など入手方法はさまざまです。 例年9月半ばには八街市で「やちまた落花生まつり」が開催され、旬の時期ならではの賑わいを楽しめます。

 

農園からの直送は、現地に直接足を運べない場合でも旬の味を手に入れられる方法のひとつです。 また、首都圏の百貨店では、直送された新豆の落花生が販売されることもあります。産地に近いエリア以外では、普段利用しているスーパーなどで生落花生を購入するのはなかなか難しいでしょう。さらに、収穫した旬の落花生を真空パックに詰めた商品もあり、オンラインでも購入できます。冷蔵や冷凍で届くため、秋の味覚を長く楽しめるのが魅力です。

 

旬の落花生とよく販売されている乾燥落花生との大きな違いは、水分量の多さです。落花生は保存のために乾燥させることが多いですが、その過程で水分が抜けます。一方、収穫したての生落花生は、水分が豊富でみずみずしさがあるのが特徴です。旬である秋が、新豆の落花生をもっともおいしく食べられる特別な時期です。

https://kkub.net/column/does_season_peanuts_vary_region_here_are_some_creative_ways_eat_them

 

秋に旬を迎える落花生の特徴

秋が旬の落花生は調理法によって、異なる味わいを楽しめます。品種によって細かい旬の時期は異なり、アレンジ方法を知っておくと秋の味覚をさらに堪能できるでしょう。

 

調理法によって味わいが異なる

旬の落花生の主な調理法はゆでるか煎るかの2通りで、それぞれ異なる味や食感に仕上がります。生の落花生は水分が多いため傷みやすく、未処理で置いておくと1週間も経たずにダメになってしまいます。旬の落花生ならではの食感を楽しみたい場合は、ゆでるのがおすすめです。

 

収穫直後の落花生は泥付きで販売されることが多いため、まず泥を落としてからゆでる必要があります。泥は流水で洗い流し、やわらかいブラシで丁寧に洗いましょう。水圧やこする強さによって表皮が傷つかないように注意します。下処理が終わったら、たっぷりの塩水で30〜40分ゆでます。ゆで落花生はホクホクふっくらとした食感が特徴で、シンプルに塩ゆで調理するのがもっともおいしい食べ方です。塩がお豆の自然な甘みを引き立たせてくれます。

 

一方、焙煎すると水分が適度に飛んで、粒のなかにぎゅっと旨みとコクが凝縮されます。 カリッとした歯ごたえに加えて、煎りたてならではの強い香ばしさも魅力です。 浅煎りか深煎りかによって風味が変わり、深煎りは香ばしさやほろ苦さが強い大人向けの味わいです。 焙煎落花生は日持ちするため、ギフトとしても活用しやすいお豆といえます。

 

旬のゆで落花生と焙煎落花生の魅力について詳しくはこちらの記事もご覧ください。
https://kkub.net/column/mame009

 

種ごとに旬の時期が違う

落花生の旬は秋とされていますが、品種によって収穫期は異なり、8月から11月までと幅広いのが特徴です。 成長の速度や収穫後の処理の仕方によっても店頭に並ぶ時期が変わり、それぞれの品種による違いを楽しめます。たとえば、ゆで落花生として人気のある品種は「郷の香」や「おおまさり」などです。郷の香は8月下旬〜9月中旬、おおまさりは9月〜10月と収穫期が早いため、いち早く秋の味覚を味わえます。ゆで用の落花生は実が大きいのが特徴で、とくに一般的なお豆の2倍以上の大きさがあるおおまさりは、やわらかい食感で甘みが強い品種のお豆です。

 

煎り用落花生で多く育てられている中手豊は、10月半ばごろに食べごろを迎えます。あっさりとした甘みで食べやすく、見た目が白くてきれいなため、ギフトとしても人気の高い種類です。また、千葉県産の落花生のなかで最高級の品種とされる「千葉半立」の旬は11月ごろからで、遅い場合は12月になることもあります。 古くから愛されている品種で、風味がよく甘さもしっかり感じられます。栽培方法の関係で収穫量が少なく希少性が高いため、価格は上がるものの、すべてのバランスがちょうどよく整った落花生の王様的な存在です。

 

落花生の収穫や品種ごとの詳しい違いを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
https://kkub.net/column/mame008

 

アレンジするとさらにおいしく食べられる

秋が旬の落花生はそのまま食べてもおいしいですが、多く手に入った場合はひと工夫するとさらに楽しみ方が広がります。たとえば、炊き込みご飯やおこわは、落花生のホクホク感や甘みを存分に味わえる料理です。 シンプルに塩だけで炊き込むのもいいですし、秋の食材であるさつまいもを加えるレシピもあります。鶏肉や小松菜などの野菜を加えると、ボリュームがでて彩りが増すのでおすすめです。

 

煎り落花生は少し調味料を加えると、おつまみ用としてアレンジできます。ニンニクとバターで炒めてガーリックバター風味にしたり、少し唐辛子を入れて辛みをつけたりと簡単に味の幅が広がります。 千葉や茨城の郷土料理である味噌ピーナッツも人気で、つくり方は味噌や砂糖と落花生を絡めるだけです。 味噌の種類や砂糖の量によって味が変わるため、ご飯やクラッカーに塗ったり、生野菜をつけたりと食べ方に合わせて調整しながら楽しめます。また、おやつへのアレンジ方法も豊富で、手軽につくれるレシピが落花生クッキーです。お豆だけでもおいしいですが、オレンジピールなどを加えるとさわやかさが増します。

 

落花生の刻み方を変えれば食感にも変化が生まれ、噛むほどに香ばしさが広がるのが魅力です。 少し手をかけるなら、砂糖やハチミツと落花生を絡めた、見た目もおしゃれなフロランタンに挑戦してみるのもいいでしょう。

 

旬の落花生のアレンジレシピについてはこちらの記事もご覧ください。
https://kkub.net/column/does_season_peanuts_vary_region_here_are_some_creative_ways_eat_them

 

 

旬のおいしい落花生の見分け方と保存法

おいしい旬の落花生を見分けるために、まず注目したいのがサヤの状態です。網目がしっかりしていると成熟している証拠で、サヤがツルツルのものは少し収穫が早かった可能性が考えられます。収穫が早いとうま味が凝縮されておらず、味が薄く感じる場合もあるでしょう。

 

殻の表面が黒くなっているものは質が悪いと考えがちですが、実際は品質が高い場合もあります。 湿っぽかったり、中身がスカスカだったりすると低品質ですが、経験がなく見た目だけで判断するのはなかなか難しいものです。購入時に、見分けるコツを現地で直接生産者に聞いてみるのもいいかもしれません。また、収穫直後の生落花生は水分が多く含まれているため、早いと3日程度で鮮度が落ちてしまう繊細な食材です。そのため、適切な保存処理が大切です。保存する際は、まずゆでる分と煎る分に分けます。ゆでた落花生の保存期間は約1週間と短いですが、冷凍で保存しておくと最低でも1ヶ月は保存可能です。冷凍のまま炒めたり焼いたりしても問題はありません。

 

一方、煎り落花生は保存性が高く、常温でも約1ヶ月はもちます。ただしそのまま置いておくと湿気を吸い、酸化する原因にもなるため、チャック付き袋や密閉容器に入れて風味を保ちましょう。高温状態もよくないため、日があたらず風通しがいい場所を選んで保存します。保存方法が心配の場合は、つかわない分を早めに冷凍保存しておくのがおすすめです。

 

煎り落花生は水分が抜けているため、冷凍してもカチカチになりません。そのままフローズン感覚を味わいながら食べることもでき、甘みを強く感じる食べ方です。ペーストやスムージーとして活用したい場合は、凍ったままフードプロセッサーにかけるのもいいでしょう。冷凍保存した煎り落花生は、レンジやトースターをつかってすぐに解凍できます。 そのまま料理に活用できるよう、冷凍前に殻をむいておくと便利です。保存にひと手間かけて、秋の味覚を長く楽しみましょう。

 

落花生の保存方法や解凍の仕方を詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
https://kkub.net/column/mame010

 

お豆のピープルの新豆落花生

お豆のピープルでは、10月ごろから旬の新豆をつかった商品を販売しています。 旬の味を存分に楽しめるお豆のピープル自慢の商品は、千葉県産の中手豊をつかった素煎り落花生です。国産であることに加え、実際に職人が現地の畑に買い付けに行き、豆の味を確認してから購入しているため、品質も保証されています。豆本来の甘みを楽しんでいただくために、食塩を使用していません。好みに応じて味付けをしたり、レシピに加えたりとアレンジしながら旬のお豆を味わえるのも魅力のひとつです。

 

焙煎法については、国内で唯一電気での焙煎を行っています。電気焙煎はお豆の豊富な水分を程よく飛ばして、ふっくらしながらもカリッとした絶妙な食感を再現できる特別な焙煎法です。長年の経験により培われた職人の技術と歴史ある電気焙煎機の掛け合わせによって、旬の落花生のおいしさを最大限に高めています。秋だけの特別なおいしさをぜひお楽しみください。

 

 

まとめ

落花生は秋に旬を迎え、保存期間が短い繊細なお豆です。みずみずしさがある旬の生落花生は、直売所や収穫体験など現地を訪れることで購入できます。調理法や品種による味の違いを楽しめるのも、旬の時期の魅力といえるでしょう。適切な方法で保存すると、旬の味を長く楽しめる点にも注目です。秋ならではの落花生の甘みや食感をぜひ味わってみてくださいね!